本年度は和歌山市の魅力を再発見する特集として、和歌山市に長年根付いた創業100年を超える企業さまにお話を伺います。今回は「株式会社はやし」にわとらんがお邪魔し、代表取締役である林俊行さまにお話をお伺いしました。
「株式会社はやし」について教えてほしいらん♪
和歌山市紀三井寺の地で土産物の販売や食事処、ホテルを経営しています。
もともと紀三井寺付近は塩田が広がっており、船着き場がありました。その橋のたもとで明治の頃に通行銭の徴収を請け負ったのが当社の始まりです。紀三井寺への参拝客が多く、お参りの支度や荷物の預かりから、食事や宿泊も提供するようになっていくなど段々と事業が拡大されていきました。
事業や業態の変化やそのきっかけを教えてほしいらん♪
東京オリンピックが開催された1960年代、大阪万博が行われた1970年代には道路網が整備され、観光バスで来られる団体客のツアーが増えるようになりました。しかし当時はまだ高速道路が繋がっておらず、大阪や名古屋から長い時間をかけての移動が中心でした。和歌山市で昼食をとって紀三井寺などを観光し、白浜など紀南方面に行くという方が多かったため、当社でも何かできないかということで、昼食をとってもらい、そしてみかん園でみかん狩りをしていただくというサービスを始めました。これは非常に好評で、1日に1000人、2000人という大勢のお客さまにお越しいただくようになりました。
1990年代に入っても関西国際空港が開港し、また現在のマリーナシティで世界リゾート博が開催されたこともあり、食事や宿泊で多くのお客様にお越しいただくことになりました。この頃には時代に合わせて、宿泊施設として、それまでは大部屋が中心の旅館形式でしたが、個室のあるホテル形式に建て、現在の「ガーデンホテルはやし」の形態となりました。
次回も「株式会社はやし」の特集を掲載します。是非ご覧ください。
第2回はこちら https://www.wakayama-jc.net/?p=6635
第3回はこちら https://www.wakayama-jc.net/?p=6644(6月28日予定)