和歌山市の観光名所や、和歌山市の歴史を感じながら、休日を過ごせるスポットを紹介していきます。
絶景の宝庫である和歌山市の中から、今回は雑賀崎地区についてご紹介します。
雑賀崎は、和歌山市南西部に位置する底引き網漁が盛んな漁港のある地域で、古くは万葉集に「紀の国の 狭日鹿(さいか)の浦に出で見れば 海人の燈火(ともしび) 波の間ゆ見ゆ」と詠まれた景勝地でもあります。海の間近まで山が迫っており、山の急な斜面に多くの家が立ち並んでいる光景が南イタリアにあるアマルフィの街並みに似ていることから「日本のアマルフィ」と呼ばれ、休日には日常とは違った景色を背景にカメラを持って撮影をする人たちが集まっています。2018年にはテレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」で全長1kmにも及ぶ流しそうめんが行われ、情緒あふれる雑賀崎のまちなみが全国に放送されました。
雑賀崎に行った際には漁港のすぐ近くにある、雑賀崎歴史資料館も併設される古民家カフェ「Gatto Blu(ガットブル)」に行くのもお勧めです(※取材時はコロナ禍の影響により休業中でした)。
また、雑賀崎漁港では漁を終えて戻ってきた漁師さんから、漁船から下ろしたばかりの魚介類を直接買うことのできる「はた売り」が行われています。大体、10月から5月頃までは午後3時、5月から10月頃までは午後7時頃に開かれ、冬には足赤エビやアカシタ(舌平目)、夏にはハモやタイなどの〆たて(まだ生きていることもあります!)の旬の魚をとても安く購入することができます。また、見て回るだけでも漁港の活気ある雰囲気を味わうことができますので、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
雑賀崎漁港でのはた売り 漁港で購入したハマチ、足赤エビ、ナマコ
次回も雑賀崎地区についてご紹介させていただきます。是非ご覧ください。
第2回はこちら https://www.wakayama-jc.net/?p=5743
第3回はこちら https://www.wakayama-jc.net/?p=5809