和歌山市の観光名所や、和歌山市の歴史を感じながら、休日を過ごせるスポットを紹介していきます。
自然豊かな山や海など魅力あふれる和歌山市の中から、今回は加太地区についてご紹介します。
加太は和歌山市の西端に位置し、大阪府との県境にあります。万葉の時代から潟見の浦と詠まれていた景勝地で、紀淡海峡に面して美しい海岸が続いています。
和歌山市で小学校時代を過ごした方なら、加太と聞けばやはり青少年国際交流センター(旧和歌山市立少年自然の家)での加太合宿が思い浮かぶことと思います。和歌山青年会議所でも、2019年3月に青少年国際交流センターにて「3月度例会~役立つ防災コミュニケーション!ピザがつなぐ笑顔の輪!!~」を実施いたしました。
例会の活動報告はこちらのJCニュースバックナンバーをご覧ください。
さて、 青少年国際交流センター の周りにレンガ造りの古い遺構があったのを覚えているでしょうか。この遺構は明治期以降、大阪湾防衛の目的で紀伊半島と淡路島の間の紀淡海峡周辺に、加太・深山地区、友ヶ島地区、淡路島の由良地区からなる由良要塞の一部として作られた砲台跡です。
今回、休暇村紀州加太のほど近くにある深山砲台跡を訪れました。現在は瀬戸内海国立公園に編入され、歴史と自然を感じることができるハイキングコース(自然の小径)として観光客に人気のスポットとなっています。当時に敷き詰められたレンガ道を奥へと進むと明治~昭和初期を彷彿させる要塞の遺構を見ることができます。さらに進むと公園の最西端から紀淡海峡が一望できます。
コースは30分~1時間程度で一周でき、足を延ばせば海岸沿いまで下りることもできます。また、疲れたら隣接する休暇村紀州加太で鯛などの加太の名物料理や温泉に入ることもでき、近場でのんびりと休日を過ごすには最適です。
ハイキングコース 紀淡海峡 休暇村紀州加太でランチ
次回も加太地区についてご紹介させていただきます。是非ご覧ください。
第2回はこちら https://www.wakayama-jc.net/?p=5535
第3回はこちら https://www.wakayama-jc.net/?p=5651