和歌山市の観光名所や、和歌山市の歴史を感じながら、休日を過ごせるスポットを紹介していきます。
海の魅力あふれる街である和歌山市から、今回は和歌浦地区についてご紹介します。
和歌浦湾のほど近くに紀州東照宮があり、古くから「権現さん」の愛称で親しまれてきました。また、その本殿は壁画や彫刻で飾られて極彩色で彩られており、その荘厳さから「関西日光」とも呼ばれてきました。
徳川家康と紀州藩初代藩主である徳川頼宣が祭神として祀られており、楼門の左右にその像が鎮座されています。この楼門からは和歌浦湾を一望することができ、このような場所に父親である家康を祀る神社を建てた頼宣の想いが偲ばれます。
また、1622年に始まった和歌祭は今年で400年を迎えます。5月3日には60年振りに和歌浦湾で花火が打ち上げられ、祭に向かい和歌浦が盛り上りをみせています。
例年は和歌浦近辺で開催されていますが、今年は四百年式年大祭として5月15日に開催され、和歌山城前でも渡御行列(とぎょぎょうれつ)が行われます。東照宮参道の108段の侍坂を神輿がかけおりる神輿おろしや、和歌山城前での行列では俳優の松平健さんが徳川吉宗に扮して先導するなど、見どころも盛りだくさんですので是非足を運んでみてください。
侍坂 神輿舎 江戸時代の和歌祭の様子 和歌祭四百年式年大祭のぼり 和歌祭四百年式年大祭記念和歌浦花火
次回も和歌浦地区についてご紹介させていただきます。是非ご覧ください。