Q1. 和歌山大学には就活に有利になるような特別なカリキュラムはありますか
就活に有利になるような特別なカリキュラムとはしていませんが、キャリア形成に役立つ科目として、「キャリア・デザイン入門」、「和歌山企業トップ経営論」、「地域創業論」等を開設し、キャリア意識の涵養につなげています。
大学の授業だけでなく、クラブ・サークルなどの課外活動、アルバイトなどの体験も就活に役立ったと学生からはよく聞きます。
また、3年生を対象に「就職対策講座」を実施しています。例えば、自分自身の理解を深める自己分析講座や、職種など仕事について学ぶ業界研究講座、面接マナー講座など、就職活動に必要となる知識やスキルをテーマごとに講座として開設し、対策をしています。これらも和歌山大学が学生に提供しているサポートの1つと言えると思います。
Q2. 和歌山大学の学生に人気の職業はどのようなものですか
近年ですと、情報通信業(いわゆるIT産業)が人気です。コロナ禍を経験したことで、在宅勤務環境の整備やオンライン会議の増加など社会的にIT産業の需要が増えました。そのことを感じ取った学生の多くが関連する業界への就職を希望したことが要因ではないかと考えています。
また、長年、根強く人気がある業界としては食品関連の業界が上げられます。「食=生きること」なので職業として安定していると言えますし、業界の中に様々なジャンルの仕事があることも要因ではないかと思います。
Q3. 和歌山大学の【学生】が企業に対して求めていることTOP3を教えてください
この問題を考えるうえで、まずは学生を大きく2つに分類する必要があると思います。1つは「仕事重視の学生」、もう1つは「プライベート重視の学生」です。
<<仕事重視の学生>>
□ 自分とのマッチング(自分のやりたいこと・したい仕事はその企業でできるだろうか)□ 自身が成長できる環境や仕事(業務)があるかどうか
□ 長く続けられそうか(その企業に将来性はありそうか)
<<プライベート重視の学生>>
※一括りでワークライフバランスと呼べる内容ですが、詳細を見てみると次のようになります。□ ワークライフバランス(フレックス制を採用しているか、残業時間はどれぐらいか等)
□ 休日の日数(完全週休2日制か、年間の有給休暇日数(取得率)はどうか等)
□ 勤務地
Q4. 和歌山大学の学生の県内外への就職割合を教えてください
ここ数年のデータで見ると、県内への就職が20~23%、県外への就職が77~80%ぐらいになっています。
教育学部の学生は県内就職率が高い、観光学部の学生は地域に貢献できる企業やグローバルに展開する企業に就職するようなケースもある等、ある程度の傾向を把握しています。
貴重なお話、ありがとうございました。
以上で、「~おしえて!就活世代の今~」和歌山大学編(前編)を終了させていただきます。次回の「~おしえて!就活世代の今~」和歌山大学編(後編)記事もお楽しみに~!
【今回の取材先情報☆】
学校名:和歌山大学
電話番号: 073-457-7935(キャリアセンター)
住所:和歌山県和歌山市栄谷930番地
HP URL:https://www.wakayama-u.ac.jp/